中庭のある家のメリットデメリットとは?施工例6選から間取りも紹介!
明るくて開放的でオシャレな中庭。
中庭のある家に憧れがある方は、少なくないと思います。
ですが、周りに中庭に住んでいる方がいないと、実際の住み心地は分からないですよね。
今回は、
- 中庭のメリットとデメリット
- どんな暮らしができるのか?
- どんな間取りなのか?
ということを施工事例とともにご紹介します。
中庭に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
◆目次(クリックでスクロールします)
1.中庭とは?
中庭は、壁などの建築物で覆われた屋外スペースのことです。
種類としては、コの字型とロの字型があります。
コの字型は3方向の建築物に覆われている中庭です。
オープンになっている部分に植物を植えたり、周辺環境によってはじゅうぶんプライバシーが守られます。
ロの字型は全方面が建築物に覆われている中庭です。
完全に外からは見えないので安心感がありますが、コストはコの字型よりかかります。
2.中庭のメリットとは?
中庭のメリットは5つあります。
- 明るさが確保できる
- 風通り通い
- 開放感がうまれる
- プライバシーが守られる
- とにかくオシャレ!
それぞれ詳しく説明します。
①明るさが確保できる
中庭があると、最大で4方向に大きな窓を付けることができるので、室内はとても明るくなります。
また、どの方角の部屋でも明るくなります。
例えば北側の部屋は日中でも暗く、一般的には寝室やクローゼットなどにします。
ですが中庭があると、南側に窓が付けられるので光を取り入れることができます。
日差しのきつい西日も、ある程度回避できます。
2階建ての建物で中庭にすると、西向きに窓を付けても角度的に部屋に入らないので、快適に過ごせます。
②風通りが良い
明るさを取り入れると同時に、風通りも良くなります。
風の向きは季節によって変わりますが、中庭でしたら窓が多い分どの向きにも対応できます。
また人の目を気にせず窓が開けられるので、風通しの良い快適な家となります。
③開放感がうまれる
中庭がある分、他の部屋が狭くなってしまうのでは?と心配される方が多いです。
ですが、中庭があると奥行きがうまれ、とても開放的で広々とした印象になります。
例えばこちらの家は、40坪の土地に建てた家です。
中庭があることで広く感じませんか?
日よけくらいしかカーテンを閉めることもないので、抜け感が出ます。
仮に中庭の部分を和室スペースにしたとすると、壁がある分圧迫感がうまれ、狭く感じてしまいます。
毎日暮らす家なので、窮屈感があるよりは開放的な方がのびのびと気持ちよく過ごせますね。
④プライバシーが守られる
4方向すべてが壁に覆われているので、外からの視線をシャットアウトすることができます。
人の目を気にせずBBQや天体観測、プール遊びができます。
また、子供が一般的な庭で遊ぶよりも安心です。
間取りによっては、リビングでくつろぎながら、料理をしながら、子供が遊んでいる姿を見守ることができます。
洗濯物を干すときに部屋着のままでも気にならないですし、わざわざ下着を室内に干さなくても良いです。
ちょっとしたことですが、毎日暮らす家となるとそういったストレスがなくなるのは嬉しいです。
⑤とにかくオシャレ!
中庭がある家は一般的ではないので、とにかくオシャレなお家になります。
来客時はとくに鼻が高いですね。
3.中庭のデメリットとは?
メリットが多く感じる中庭にも、デメリットはあります。
それは、以下の通りです。
- 費用が高くなる
- メンテナンスが必要
- 空調管理が必要
デメリットもしっかり考慮したうえで、後悔のない家づくりをしていただきたいです。
それでは詳しく説明します。
①費用が高くなる
壁に覆われている部分は、外壁材を使うことが一般的です。
そうなると、自然とコストも上がります。
また、庭ではなくウッドデッキや人工芝にするとなると、その分の費用も必要になります。
排水溝の確保や、必要な方は照明や水栓の確保、窓が増える分サッシの費用もプラスされます。
②メンテナンスが必要
中庭は屋外になるので、室内よりもメンテナンスが大変で、コストもかかります。
日常的なお手入れとしては、排水溝がつまらないようにこまめに掃除をしたり、サッシや窓ガラスを拭いたり、ウッドデッキを掃いたりします。
照明や水栓がある方は、そちらの掃除もした方が良いでしょう。
ウッドデッキは3年ほどたつと色が褪せてくるので、塗替えをしてキレイを保ちます。
2階に窓ガラスを付けた場合は、自分でできるのか、業者が必要かの確認も必要です。
どこまでできそうか?どれだけ費用がかかるのか?を打合せ時にしっかり担当者と話し合いをしましょう。
③空調管理が必要
中庭は窓が多い分、夏は暑く、冬は寒くなる可能性があります。
その分空調設定が通常よりも必要となり、コストがかかります。
ただ、グレードの高い断熱材や気密性の良いサッシが標準仕様である会社に建築を依頼すると、その心配はありません。
どうしても中庭を取り入れたい方は、契約前にしっかり確認をしましょう。
4.中庭の間取り6選~施工例~
それでは気になる間取りのご紹介です。
実際に住まれている方はどんな間取りで、どんな暮らしをされているのか?ぜひ参考にされてください。
①リビングとウッドフェンスで囲んだ中庭
リビングからウッドデッキが広がる開放的な空間です。
間取りとしては、駐車場の後ろと隣に家があるL字型になっており、駐車場の真横がウッドデッキになります。
中庭というよりはバルコニーになりますが、3面をウッドフェンスで囲むとコストダウンになります。
中庭に憧れるけどコストが気になる…という方にオススメです。
リビングからフラットに直接出入りできる分、子供が自由にのびのびと遊ぶことができます。
キッチンとリビングからウッドデッキが見えるので、大人も安心です。
アウトドアリビングとして使えますね。
②リビングから出入り可能でこだわりの工夫が満載
リビングから出入り可能な中庭です。
2面を掃出し窓にし、1面を外壁材、1面をウッドフェンスで囲んでいます。
掃出し窓の奥にはお風呂場の窓もあります。
お風呂場に窓を付けても外からの視線が気にならないのでプライバシーが守られます。
お風呂につかりながら外の風を感じ、露天風呂気分が味わえます。換気ができるのも嬉しいです。
日当たりが良いので観葉植物もすくすく育ちます。
ウッドデッキを下りると土間になっており、水栓も付いているので水やりもスムーズです。
③3部屋から出入り可能な家事楽導線
玄関とリビング、脱衣室から出入り可能な中庭です。
3面が掃出し窓、1面は壁です。そこに物干しスペースを確保しています。
脱衣室からすぐに中庭に出られるので、 洗濯物が干しやすい家事楽導線です。
雨が降ってもサッと取り出し、脱衣室に室内干しができます。
また、玄関に大きな窓があるのでとっても開放的で明るいです。
④3部屋と繋がる人工芝とウッドデッキの中庭
和室とリビングと脱衣室から出入り可能な中庭です。
リビングと脱衣室の前にウッドデッキを付け、あとは人工芝です。
緑が見えると癒されますね。また、人工芝にすることで手入れが楽です。
脱衣室は窓ではなく、くもりガラスの引戸になっています。
他の部屋から脱衣室が見えないように工夫しつつ、明るさは確保しています。
2階のベランダからも中庭が見下ろせます。
布団を干す際も中庭なので、外からは見えず安心感があります。
⑤4か所から出入り可能で利便性が抜群
玄関とリビングと廊下と、外からも出入り可能な中庭です。
4か所から出入りができると利便性も上がります。
例えば洗濯物を干した後に、外の植木に水やりをするのにサッと外に出られたり。
宅配便など誰かが来られた時もスムーズに対応ができます。荷物も直接リビングに持っていけて便利です。
ウッドフェンスは見た目もオシャレです。
一見扉が付いているのが分からないのでスッキリとした印象になり、防犯面も安心です。
⑥入浴中も開放的な4部屋と繋がった中庭
洋室とリビングと廊下から出入り可能な中庭です。
もう1面はお風呂場です。
事例①と同様、開放的な入浴が楽しめます。
リビングからは丸見えになっていまうので、ロールカーテンを付けています。
こちらの家は実は二世帯住宅になっており、玄関がふたつあります。
室内に扉はないのですが中庭は共有なので、中庭に出たときはコミュニケーションが取れます。
住まいは別ですが、家族の温もりは感じます。程よい距離感が魅力的ですね。
5.まとめ
中庭はデメリットもありますが、どこにいても家族を感じることができ、中庭で何する?とイベントごとも増えます。
家族との距離が縮まり、開放的でのびのびと暮らせるステキな空間です。
今回は、
- 中庭のメリットとデメリット
- どんな暮らしができるのか?
- どんな間取りなのか?
ということを施工事例とともにご紹介しました。
メリットとデメリットを天秤にかけ、理想の暮らしを実現されてください。
また、 当社ではクオリティの高い断熱材や気密性の高いサッシが標準仕様となっております。
和歌山で中庭を検討されている方はぜひ一度、当社にご相談下さいませ。
えらべるお問い合わせ方法♪
● 疑問がすぐに解決します◎
●Wi-Fi環境があればスマホからもOK
●操作が簡単で手軽!
●まずは資料請求を!
☝ホームページのTOPへ戻る