タイルの目地の種類と特徴を解説!馬張りの魅力と注意点
タイルを取り入れたいとお考えの方の中には、どのような目地にするか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
目地はタイルの仕上がりを大きく左右する重要な要素です。
今回は、タイルの目地の種類の中でも、個性的な空間を演出できる「馬張り」について解説します。
□タイルの目地の役割と種類
タイルを貼る際に、目地は単なる隙間ではなく、タイルの保護と美観という重要な役割を担っています。
タイルは、地震や温度変化によって伸縮します。
目地は、この伸縮を吸収することで、タイルが割れるのを防ぎます。
また、目地はタイルの配置や色によって、空間の印象を大きく左右します。
目地の種類には、大きく分けて「芋目地」「馬目地」「眠り目地」の3種類があります。
1:芋張り
芋張りは、縦横一直線に目地が通っている最も一般的な目地です。
規則正しい印象を与え、シンプルでスッキリとした空間を演出できます。
2:馬張り
馬張りは、縦か横方向に半分ずつずらして貼る貼り方です。
馬の足跡のように交互になっていることから、この名前が付けられました。
落ち着いた柄のタイルや平目に切ったタイルでも、アクセントをつけることができ、個性的な空間を創出できます。
3:眠り張り
眠り張りは、タイル同士をぴったりとくっつけた貼り方です。
目地が目立たないため、タイルの柄を繋げたり、模様を展開したりすることができます。
しかし、地震や温度変化による伸縮を吸収することができないため、タイルが割れるリスクが高くなります。
そのため、眠り張りは、使用するタイルの種類や場所を選ぶ必要があります。
□馬張りの特徴と魅力
馬張りは、他の目地と比べて、個性的な空間を演出できる魅力的な目地です。
1:アクセントになる
馬張りは、タイルを交互にずらして貼ることで、規則性の中に変化を生み出します。
そのため、落ち着いた柄のタイルやシンプルなタイルでも、個性的なアクセントをつけることができます。
2:空間の広がりを感じさせる
目地の向きによって空間の広がりを感じさせる効果があります。
例えば、縦方向に馬目地を施すと、空間が縦に伸びて見える効果があります。
3:レトロな雰囲気を演出できる
馬張りは、古民家やレトロな建物によく見られる伝統的な目地です。
そのため、馬目地を採用することで、温かみのあるレトロな雰囲気を演出することができます。
□まとめ
タイルの目地は、空間の印象を大きく左右する要素だけではなく、タイルの保護という役割も果たします。
馬張りは、落ち着いた柄のタイルやシンプルなタイルでも、個性的なアクセントをつけることができます。
今回の記事を参考に、タイルを取り入れておしゃれな家を実現しましょう。