先日現場での話、ある職人さんに「タイル目地の”芋目地”とか”馬目地”って知ってる?」と聞かれました。
話をしてくれた職人さんはタイルを扱う業種ではないのですが、知り合いのタイル職人さんに聞いた話だそうです。
タイル目地とは…
タイルの大きさにはバラつきがあるので、貼るときに少し隙間を開けて縦横を揃えて貼ります。
その隙間のことを目地といいます。
芋目地とは、縦と横の目地を一直線に揃えている目地のこと。
馬目地とは、横は一直線に揃えて、縦は半分ずらしている目地のこと。
私はその時初めて耳にする言葉でしたが、目地の種類があることは知っていたので理解はできました。
それより、なぜ「芋目地」とか「馬目地」って言うのかが気になってしまって尋ねたら意外でしたが理由がありました。
「芋目地」は芋の根がまっすぐ伸びることから、「馬目地」は馬の足跡のように交互になっていることが由来となっているそうです。
芋で直線は連想しにくいけどなと思ってしまった私ですが、後日、タイル業者さんにこの話をしたらもちろんご存じでした。
でも最近はこの言葉を使う人も少ないと言ってました。
実際タイルの打合せする時も「芋目地」のことを「通し目地」、「馬目地」を「レンガ目地」と言っていたので、私はこちらのほうが親しみやすい言葉だなと思いました。
今回、言葉の由来が私には意外だったのでご紹介させていただきましたが、また気になる建築用語などがあれば紹介させていただきます。
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